水虫

水虫とは、白癬菌(はくせんきん)と呼ばれる菌が皮膚内に入り込むことで、炎症を起こす感染症の一部です。
足の裏や指に水疱ができたり、皮がむけることで、かゆみや不快感といった症状があらわれます。

水虫の種類と症状

趾間型

最もよく見られるタイプです。
足指の間の皮がむけ、症状が進行すると、白っぽくただれたりして、かゆみが出てきます。

小水疱型

足の裏の土踏まずや、足の側面部に赤っぽい小さな水疱ができ、かゆみが出ます。
この水疱は、1週間ほど経つと乾燥して皮がむけるため、一見完治したかのように見えますが、他の部分に新しい水疱ができ、広がっていくため注意が必要です。

角化型

足の裏、特にかかとの角質部分が硬くなり、表面がごわごわとして白い粉がふいたようになります。
かゆみなどの自覚症状はほとんどありません。 冬場はひび割れやあかぎれになってしまうこともあります。

爪水虫(爪白癬)

爪の先から白く変色し、爪が厚くなります。
かゆみはないため、自覚していらっしゃらない方もいます。

水虫の治療

水虫の治療には、菌の増殖を抑える飲み薬や塗り薬を使用します。
症状が治まったからといって薬の使用はやめず、しばらく続けることで、水虫の再発を抑えることができるようになります。

日常での注意点

日常生活の中で大切なことは、該当する部分を常に清潔に保つよう心掛けることです。
例えば、長時間靴を履き続けた後の足は、汗や分泌物で思った以上に汚れてしまいます。
靴下を履く際には、できるだけ通気性のよい素材にしたり、室内ではスリッパ履きにするなど、足を乾燥した状態に保つようにしてください。
帰宅後はすぐに靴下を脱いで、足をきれいにして清潔にしましょう。

また、ご家族で水虫に感染している方がいる場合は、共有している足拭きマットをこまめに洗濯したり、乾燥を心がけましょう。

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