ニキビ跡の種類に応じて適切な治療を行います。
ニキビ跡の種類
赤くなるニキビ跡
ニキビは腫れが落ち着いても半年間は炎症のダメージが続いています。
赤みが出てしまうのは、そうした炎症によって皮膚が薄くなってしまい、皮膚の奥にある 筋肉や毛細血管が透けて見えてしまうためです。
紫色・茶色のシミになるニキビ跡(色素沈着)
ニキビによる炎症で、毛細血管から血がにじみ出てしまうと紫色のシミが残りやすくなってしまいます。
また、この状態のときに紫外線を浴びてしまうと、メラニンによって茶色いシミになることがあります。
クレーター状のニキビ跡
ニキビの炎症が悪化してしまい、表皮だけでなく真皮まで破壊が進んでしまった状態がクレーターのニキビ跡です。
ニキビの芯を無理やり押しだそうとしたり、ニキビを刺激したりしすぎることがクレーター状になる原因になります。
しこりになるニキビ跡
ニキビの炎症がひどく皮膚の深いところまで達してしまい、ニキビがあった場所に固く盛り上がったしこりができてしまったニキビ跡です。
修復の過程で、必要以上に細胞を作ってしまった結果、表面がふくれた状態になってしまいます。
ミミズ腫れ(ケロイド状)のニキビ跡
しこりのニキビ跡のより深刻なものが、このミミズ腫れ(ケロイド状)のニキビ跡です。
同じ箇所に何度もニキビができてしまうと、炎症によるダメージもより深刻になるため、修復の過程でもより多くの細胞を作るような命令が下った結果盛り上がったニキビ跡になってしまいます。
治療法
赤み・紫色・茶色のニキビ跡
このタイプのニキビ跡の治療には、コラーゲン産生作用を促すNd-YAGレーザーやリジュラン注入を用います。
また、美白剤や美白点滴、高濃度ビタミンC点滴などの治療法と併用すると効果的です。
クレーター・しこりのニキビ跡
これらのニキビ跡についても、コラーゲン産生作用を促すNd-YAGレーザーか再度真皮まで細かい穴をあけて再生を促すフラクショナルレーザーが効果的です。
症状によっては、お肌のターンオーバーを促すケミカルピーリングやリジュラン注入との併用をおすすめする場合もあります。
どのタイプのニキビ跡でも、炭酸スパフォームは肌を柔らかくし弱酸性に保つので効果的です。
レーザー後や、傷のある場所にも問題なく使用できます。
※自費治療・注入・点滴・レーザー治療・手術は本院(山本メディカルセンター)のみ行なっております。