汗疹(あせも)

汗疹(あせも)ができるのは、大量に汗をかいたときに、汗が皮膚の中にたまってしまうことが原因で、小さな発疹があらわれる症状です。

汗疹(あせも)そのものでかゆみが出ることはありませんが、たまった汗によって湿疹を併発してしまうとかゆみを伴った赤いブツブツができたりします。

汗疹(あせも)ができやすい場所は、頭、額、首、肘の内側、脚の付け根やお尻、膝の裏側など汗が乾きにくい部分です。赤ちゃんの場合はおむつでおおわれてる部分も、注意が必要です。

汗疹には種類が3種類あります

水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)

皮膚の表面に、1~3mmほどの透明あるいは白っぽい水ぶくれができますが、こちらは赤みやかゆみは軽度のことがあります。汗疹の中では一番症状が軽く、自覚症状が少ないので気づかないこともめずらしくありません。

紅色汗疹(こうしょくかんしん)

小さな赤いブツブツができてかゆみを伴う汗疹です。
水晶様汗疹よりも、皮膚の深い部分で汗の出口をふさいでしまう汗疹です。

深在性(しんざいせい)汗疹

紅色汗疹よりさらに皮膚の深い部分で起こる汗疹です。
白っぽく扁平な丘疹もありますが、亜熱帯や長時間高温の場所にいることがなければ、まず日本ではあまり見られません。

汗疹の治療

かゆみが軽い場合は、様子を見ながら自然に治るのを待つこともあります。
かゆみと赤みが強い場合は、ステロイド外用剤を使用して症状をやわらげ、症状の改善を行っていきます。

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