うっ滞性皮膚炎

うっ滞性皮膚炎とは、主に膝下にできる慢性の皮膚炎です。
静脈の血流不全による皮膚炎のため、40代以降の女性や普段立ち仕事の方に多い症状です。

原因

下肢静脈瘤と呼ばれる病気の影響が進んだ場合に起きる症状です。 通常、足の静脈には血液の逆流を防ぐための弁があるのですが、この弁が壊れてしまうと血液を上に流すことができず、うっ滞してしまいます。
うっ滞すると血管から皮膚への酸素や栄養の供給が止まってしまうため、皮膚炎や色素沈着などの症状が現れます。

うっ滞性皮膚炎になりやすい人

■ 立ち仕事の方
■ 肥満の方
■ 高齢の方
■ 出産経験のある方

治療の方法

皮膚炎に対しては、ステロイド薬を塗ることで症状を抑えることができます。
しかし、うっ滞性皮膚炎の場合、原因である静脈の血流障がいを改善する必要があります。
弾性ストッキングなどを着用して日頃の予防が一番大切ですが、繰り返し皮膚炎が起こる場合は、皮膚の症状が落ち着いた段階でレーザー焼灼や手術などの治療をおすすめいたします。
専門の病院をご紹介させていただきます。

※レーザー治療や手術は本院(山本メディカルセンター)のみ行なっております。

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